中国における低炭素型サプライチェーンの現状分析

要約

本論文は,環境省環境研究総合推進費プロジェクト「アジア地域を含む低炭素型サプライチェーンの構築と制度化に関する研究」の成果の一部として,日中両国における低炭素型サプライチェーンの現状を分析し,これを発展させるための政策研究を実施している。その現状調査として,2011年日本企業に対し質問票調査を行った。日本で行った質問票調査と同様の調査を中国でも実施し,中国における低炭素型サプライチェーンの現状分析し,日本の現状と比較し,検討することを目的とする。分析の結果,低炭素型サプライチェーンマネジメントの推進において,CO2の削減はまだこれからの課題であることが明らかとなった。また、バイヤーとサプライヤーの取引関係の特徴や購買担当部門の部門目標を考慮することが低炭素型サプライチェーンマネジメントを構築していくため重要であることが示された。

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王傑

徐愛

呉綺

國部克彦

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