財務会計講義(第7版)


著者名 桜井久勝
タイトル 財務会計講義(第7版)
出版社 中央経済社 2006年3月
価格 4300円 税別

書評

過去10年にわたり、日本の会計制度はめまぐるしく改正を重ねてきました。着々と進行する金融ビッグバンのもと、投資家に自己責任を求める前提として、企業の実態を的確に表す透明度の高い財務諸表の公開を促進すべく、会計基準の整備がはかられてきたのです。

第7版への改訂にあたって配慮した事項は次のとおりです。第1に、新しい会社法や会社計算規則などの内容に沿って、制度会計の解説を改めました。第2に、旧版以後に制定された企業会計基準委員会の会計基準第3~8号の内容を織り込みました。第3に、会計基準の論理的な整合性と説得力の向上に向けて、今後ますます重要になる概念フレームワークの内容を、より積極的に取り上げました。

本書は、著者が神戸大学で開講する財務会計の講義用のテキストとして出版したものですが、企業会計を細部まで体系的に理解しようとするビジネスマンにも有益です。また公認会計士・税理士・証券アナリストなど、各種の資格試験の受験用参考書としても役立つように配慮しています。

目次

第1章 財務会計の機能と制度
第2章 利益計算の仕組み
第3章 会計理論と会計基準
第4章 利益計算と資産評価の基本原則
第5章 現金預金と有価証券
第6章 売上高と売上債権
第7章 棚卸資産と売上原価
第8章 有形固定資産と減価償却
第9章 無形固定資産と繰延資産
第10章 負債
第11章 株主資本と純資産
第12章 財務諸表の作成と公開
第13章 連結財務諸表
第14章 外貨建取引等の換算

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