Management Education in Japan


著者名 上林憲雄 森田雅也 岡部曜子
タイトル Management Education in Japan
出版社 Chandos Publishing 2007年12月
価格 £35.00(US$ 69.95)

書評

1990年代以降、我が国においても専門職志向の高まりを反映し、社会人を対象としたビジネススクールが立て続けに開設されました。昨今ではいずれのスクールでもコースカリキュラムの充実に努めているようです。

ただ、これまで、日本のビジネススクール教育の実態にフォーカスを当てた経営学的研究は、意外なほどなされてきませんでした。本書は、我が国の大学が提供するビジネススクールにおける教育が、日本企業の人材育成にとって真に有用であるのかどうか、コーポレート・ユニバーシティと比較してどのような相違があるのか、ビジネススクール教育が有用であるとすれば、それは日本企業の人材育成にどのような役割を果たすべきなのか、アメリカ型のビジネススクール教育とは異なった日本企業のコンテキストに合致したビジネススクール教育とはいかにあるべきか等々の論点について、諸外国のビジネス教育システムとの比較対照を念頭に置きながら検証しようとしています。従来の企業内教育訓練(OJT)とは異なる新しい人材育成方式の1つとして、日本の大学におけるビジネススクール教育がいかなる役割を果たすべきかについて、理論的分析に加え、実践的示唆を引き出すことを最終的な到達目標にして書かれています。

英文著書のため読みにくい箇所もありますが、日本のビジネススクール教育に関心のある皆さんに是非ご一読をお勧めしたいと思います。

目次

1 Business education and human resources development in Japan: issues and challenges
Business education and corporate human resources development
The trend towards adult re-education
The target and scope of business education
The issues and analytical perspective of this book
The basic theory of business education
Comparison of the curriculum of top business schools
The structure of this research
Notes

2 What do Japanese companies look for in MBA holders?
Introduction
Types of MBA students
Promotion and wage systems in Japanese HRM schemes
Present state of despatched MBAs in Japan
Discussion
Conclusion

3 Why do Japanese business people go to business schools in the USA?
Introduction
American business schools and Japanese MBA students
Why Japanese students choose American business schools
Implications for Japanese companies and Japanese business schools
Conclusion
Notes

4 Conclusion: Japanese style of management education