中谷 浩哉氏
中谷 浩哉(なかたに ひろや)
- 有限責任監査法人トーマツ 大阪事務所勤務
プロフィール
2020年 | 公認会計士試験合格 |
2021年 | 有限責任監査法人トーマツ 大阪事務所入所 |
公認会計士を志した動機
私が公認会計士試験の勉強を始めたきっかけは、神戸大学の友達に誘われたことです。このホームページで紹介されている他の合格者のような高尚な志望動機は私にはありません。本当に軽い気持ちで始めました。
しかし、公認会計士の勉強は貴重な大学生活の1年半以上を捧げるものですから、何らかのモチベーションは持っておいた方が良いです。私がモチベーションとしていたのは、「公認会計士の就活は楽」ということです。公認会計士の勉強をするということは、一般の大学生が遊び倒している期間を少なからず勉強に費やすことになりますが、逆に一般の大学生が苦労する就活がとても楽になります。神戸大学生の看板を背負って、監査法人のイベントにある程度出席しておけば、かなりの確率で第一志望の監査法人に入社できます。
受験・合格体験談~会計プロフェッショナル育成プログラムの活用~
会計プロフェッショナル育成プログラムは公認会計士の勉強の道筋を示してくれます。その一環として、神戸大学では商業簿記や工業簿記の講義が開講されています。その進度に合わせて日商簿記3級、2級を取得するレベルまで学習が進んでいると後々の公認会計士試験の勉強が楽になります。大学1回生はいろいろと浮かれてしまいがちですが、まずはここを頑張って乗り切ることが重要です。商業簿記、工業簿記の講義では専門学校から講師の方がいらして教えてくれます。質問応対も非常に丁寧にしてもらえますので、このレベルの簿記の習熟度はかなり高くなります。
公認会計士としての仕事の魅力
私がこの合格体験記を書いているのは入社後1ヶ月の時期なのですが、この時点ですでにクライアントの監査役や経理部長の方とコミュニケーションをとっています。普通の企業では経験できないことだと思います。
そして、リアルな話ですが、給料は良いです。私は大学3回生の時に合格したので、大学4回生の1年間は非常勤職員として働くのですが、普通の大学生がアルバイトをして稼ぐ給料とは比べものになりません。もちろん常勤職員になってからもしっかり稼げますので、公認会計士の資格を持っていれば一生安泰といっても過言ではありません。
神戸大学生の皆様へのメッセージ
この合格体験記を読んでいる人は、公認会計士の勉強を始めようか迷っている、あるいは今勉強しているという人だと思います。
まずは、迷っている方!公認会計士の勉強はやって損するものではありません。高校までは何の役に立つか分からないようなことも勉強してきたと思いますが、公認会計士の勉強は将来の仕事に必ず役立ちます。自分の将来のためにも、少しでも興味があるなら始めてみてください。
次に、今勉強している方!1年半も勉強していると、どこかで成績が伸び悩む時期も出てきます。辛くなったらしっかりリフレッシュしましょう。1日くらい勉強しなくても誰も怒りません。あくまでも長期戦なので、途中経過には拘りすぎない方が良いですよ。そして、仲間を作りましょう。お互いに教え合う仲間がいれば、理解度も上がっていきますし、勉強に対して前向きな気持ちになれます。自分と仲間を信じて頑張ってください。皆様の合格をお祈りしています。