西 佐友里氏
西佐友里(にし さゆり)
- 有限責任あずさ監査法人 大阪事務所勤務
プロフィール
平成26年 | 公認会計士試験合格 |
平成27年 | 有限責任あずさ監査法人 大阪事務所入所 |
公認会計士を志した動機
私は、自分の母が教員として働きながら家事等をこなしている姿を見て、自分も将来は何らかの資格を持ってどんなライフイベントにも柔軟に適応して一生仕事を続けていきたいと思っていました。そして、一生続けるからには男女平等な業界でやりがいを感じられる職業が望ましいと思っていました。公認会計士という職業を知ったのは、そんな考えを持ち始めた高校1年の頃で、その段階で、大学在学中の公認会計士試験合格を目標にしました。会計の知識などない私が本当に合格できるのか、全く自信はありませんでしたが、「目標は可能な限り高くしておいて、諦めるのは結果を見てからにしよう」と、進学先を会計分野に強い神戸大学にしました。
受験・合格体験談~会計プロフェッショナル育成プログラムの活用~
会計プロフェッショナル育成プログラムを利用すれば、全く会計の知識がない状態からスタートしても、会計士試験合格へのステップを着実に踏んでいくことができます。私も講義を受けるまでは電卓を触ったことすらほとんどありませんでしたし、商業や工業という初めての分野に苦手意識を持っていましたが、日商簿記2級合格後、専門学校の会計士講座の講義を受講して理解が進むにつれ、勉強開始当時に諦めなくてよかったと思うようになりました。プログラムを利用すれば、大学の講義でお世話になった講師の先生方に引き続き習うことになるので、会計士講座に申し込んだ後の質問もしやすいと思います。
公認会計士としての仕事の魅力
会計士は男女平等にキャリアを積んでいくことができ、自分の意欲や努力が報われる業界です。また、会計や税務に関する知識はどんな組織にも必要なものですので、業務を通じて携わることのできる業界の範囲は広く、提供できる業務の種類も非常に多様です。その中で自分の本当にやりたいことを模索できるのも魅力の一つだと思います。入社1年目から会計の専門家として仕事をしていくことになるため、厳しい面もあると思いますが、その分自らの成長につながると思っています。
神戸大学生の皆様へのメッセージ
大学で過ごす4年間を何に費やすかは人それぞれだと思います。部活動、バイト、ボランティア、旅行、留学…、何に費やしたとしても、今しかできない有意義な時間の使い方だと思います。しかし、ぜひその選択肢の一つとして「会計士試験挑戦」というものを一度考えてみてほしいと思います。会計士試験に向けた勉強は量も多いですが、その分合格できた時の嬉しさも大きいです。4年間で本気で何かに打ち込みたい、自分に自信を持ちたいという気持ちがある方には強くお勧めします。