佐藤 正和

大学在学中の小さな起業から起業家人生をスタートさせ、これまで数えきれない失敗を経験するとともに大小20を超える事業領域での事業創出・価値創造に取り組んで来ました。
また、組織がイノベーションに挑戦する過程やIPO（株式上場）やM&Aを自身が代表者・経営陣の一員としての立場だけではなく、株主、顧問、コンサルタントといった立場からも経験して来た実務家でもあります。
起業家や組織が顧客や社会を豊かにすることで事業規模をスケールさせるといった企業の一般的な成功ストーリーだけを探究するのではなく、起業家や組織の中にいる個人が豊かであり続けるということを両立させる経営のあり方に関心があります。
専門は、アントレプレナーシップ（企業家精神・起業家精神）とアントレプレナーファイナンスになります。
アントレプレナーシップでは、芸術家・アーティストのように自身の哲学や価値観からそれまでの常識や固定観念を乗り越えていくアート思考と百戦錬磨の熟達起業家による行動原理や哲学的対話に基づく偶然性の誘発などの融合に着目しています。
一方、アントレプレナーファイナンスでは、出口戦略（IPO・M&A）が明確な急成長型スタートアップによる資金調達のみならず、自身のパーパスを叶えるためのスモールビジネスや地域に根ざしたソーシャルイノベーションを志す組織による資金調達のあり方に着目しています。社会的価値や社会インパクトとの両立を志向する資金調達のあり方や出口のあり方に関心があります。

学部向けには、「ビジネス価値共創入門」を担当しています。
大学院向けには、「現代経営学応用研究（アントレプレナーファイナンス）」と「経営学特殊研究（ビジネスのためのリベラルアーツ）」を担当しています。
また、バリュースクールではJT（日本たばこ産業株式会社）共同研究プログラム「心の豊かさと価値創造〜価値共創論（バリュークリエイション）〜」を担当しています。
経営学の魅力にどっぷりとハマった学生時代の自分のように、学生の方々には思わず経営学という手段とともに自ら実践したくなるような講義を展開できればと思っています。