結城 祥ゆうき しょう

准教授
博士(商学)(慶應義塾大学)

研究と教育の概要

専門分野はマーケティング・チャネル論です。チャネル(channel)は、もともとは水路を意味します。テレビのチャンネルは電波が流れる路です。マーケティング論に登場するチャネルも基本的な意味合いは同じで、「製品をユーザー(消費者)まで届けるルート」を意味します。この「モノが流れるルート」をどう設計するか。ルートに介在する様々なプレーヤー(製造業者、流通業者、プラットフォーマー等)間の行動をどう調整するか。こうした問題を、個別企業のマーケティングの観点から考えるのが、マーケティング・チャネル論のミッションとなります。

現在は、製造業者のチャネル管理と製品開発の接点にフォーカスして、研究を行っています。一般的にモノは、開発・生産された上で市場に流通されます。つまり「何を作るか」「どれだけ作るか」に関する決定・行動が先にあり、その後に「作った製品を、どのルートを通じて売るのか」に関する選択・管理が続くと考えられます。しかし今日では、こうした前後関係は曖昧なものとなり、開発・生産と流通が同期化したり、流通のあり方が開発・生産の方向性に大きな影響を及ぼしたりするようになっています。ここに見出される製品開発とチャネル管理の相互作用、およびその相互作用が企業成果に及ぼす影響を解明すべく、研究に取り組んでいます。

学部では「マーケティング・マネジメント」科目を、また大学院においては「マーケティング特論」、「マーケティング特殊研究」およびゼミナールを担当しています。いずれの講義・演習においても、以下の2つの能力を養うことを心がけています。すなわち、①社会、企業、消費者が直面している(一見無秩序に散らばっている)問題の塊から、取り組むべき根っこの課題を自力で「発見・抽出・定式化」する能力、②理論とデータを駆使して「根拠」を与えつつ、その課題への「回答」を導き出す能力の2つです。

略歴

  • 2020年4月 神戸大学大学院経営学研究科 准教授
  • 2012年7月 博士(商学) 慶應義塾大学大学院商学研究科
  • 2011年4月 中央大学商学部 准教授
  • 2009年4月 立命館大学政策科学部 准教授
  • 2009年3月 慶應義塾大学大学院商学研究科博士課程後期課程 単位取得退学
  • 2006年3月 慶應義塾大学大学院商学研究科博士課程前期課程 修了
  • 2004年3月 慶應義塾大学商学部商学科 卒業

担当科目

  • 学部:マーケティング・マネジメント、研究指導
  • 大学院(Ph.D.):マーケティング特論、マーケティング特殊研究(流通システム)、演習

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