複線型開発

要約

本稿の目的は、新しい開発体制の枠組みを提示することである。消費が多様化し、その変化が激しい環境で需要変化への対応と強いブランド訴求の両方を実現するにはどのような枠組みが必要かを株式会社ワールドのSPA事業の事例分析を通じて明らかにする。そこでは、単線型・延期型という枠組みではなく企画・生産で投機と延期を併用し、複数の商品群に異なる役割を期待し、総体として開発成果向上を図る複線型開発の枠組みが提示される。

キーワード:投機、延期、SPA,製品開発、複線型開発

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小川進

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