資料:コメントレターとインタビュー調査からみるSSBJ基準の課題
2026・15
要約
SSBJの公開草案に寄せられたコメントレターと、事業会社7社・機関投資家5機関へのインタビューを用いて、SSBJ基準適用の課題を検討した。SSBJ公開草案へのコメント102件を論点単位に分割し、提出者のスタンスとSSBJの対応結果を分類したうえで、反対や懸念が集中した要求事項とその理由を確認するとともに、企業・機関投資家へのインタビュー調査から得られた結果を整理した。その結果、反対は基準全体よりも排出量合計値などの具体的な開示要求に集中していたが、その理由の多くは、サステナビリティ情報開示の本質にかかわるものであった。また、SSBJの対応結果を判定できた1,115行のうち、基準本文の直接修正に至ったものは102行(9.1%)にとどまり、今後の課題として残されている論点は多いことが示された。さらに、インタビュー調査では、重要性(マテリアリティ)判断の困難、保証対応、データ収集の工数、開示媒体の分散などが、SSBJ基準適用の主要な課題として確認された。
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中尾 悠利子・國部 克彦 |
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