レコーディング機能
目次
はじめに:ZOOMとの違い
1:参加者もレコーディングできる
Zoomの録画は、基本的には開催者(ホスト)しかできませんでした。Teamsでは、デフォルト設定だと参加者(発表者)もレコーディング機能が使用できます。同時に1人だけが開始できます。
参加者がレコーディングできないようにするには
Teamsでは、参加者に「発表者」と「出席者」の区別があります。「発表者」は画面共有やレコーディングができますが、「出席者」は出来ません。デフォルト設定では参加者は全員「発表者」です。参加者の権限を制限するには、参加者を「出席者」にする必要があります。
そのためには、オプション設定で「発表者となるユーザー」を「開催者と共同開催者のみ」に変更してください。または会議中に参加者を指定して「出席者にする」を選択してください。
参考:オプション設定(発表者となるユーザー)/参加者を管理する(参加者の権限を変更する)
2:ローカルレコーディングできない
ZOOMの場合、レコーディングの保存先として自身のコンピューターを指定(ローカルレコーディング)できましたが、Teamsはできません。動画データは、レコーディングを開始したユーザーのOneDrive(SharePoint)に保存されます。
3:学外者は共有リンクにアクセスできない
OneDriveに保存された動画はリンクで共有することができますが、アクセスできるのは学内ユーザーのみです。詳細は「レコーディングを共有する」をご覧ください。
レコーディングを開始する
1:会議画面上部の「その他」から「レコーディングを開始」を選択します。
自動でレコーディングを開始させるには、事前に「オプション設定」で「レコーディングと文字起こしを自動的に行う」をオンにしてください。
2:「レコーディングを開始」だけ選択しても、文字おこしも一緒に開始されることがあります。必要ない場合は、文字起こしだけ停止させてください。
レコーディングを確認する
レコーディングされた動画は、レコーディングを開始したユーザーのOneDrive(SharePoint)に保存されます。Teamsの画面左側から「OneDrive」を選択してください。動画は「レコーディング」というフォルダに自動保存されます。後から別フォルダに移動することもできます。
保存期間はデフォルトで120日間です。120日経過すると「ごみ箱」に移動します。期間は設定で変更することができます。
レコーディングを共有する
OneDriveまたはSharePoint上で動画リンクを取得して共有してください。共有できるのは学内ユーザー限定です(2024年5月現在)。動画を確認するには、Microsot365アカウントでサインインする必要があります。学外ユーザーへ共有する必要がある場合はこちらをご参照ください。
共有リンクを取得する
1:OneDrive内から共有したい動画を選択し、赤枠で囲んだアイコンを選択します。(またはファイル名横の「•••」から「リンクのコピー」を選択してもリンクを取得できます。)
2:新しいウィンドウが表示されるので、「リンクのコピー」を選択します。このリンクを知っている学内ユーザーであれば誰でも動画へアクセスできます。ダウンロードはできません。共有範囲を限定するには「リンクのコピー」横の「設定(歯車アイコン)」を選択します。
注意
会議中に文字おこしがオンになっていた場合はトランスクリプションも一緒に共有されます。
トランスクリプションの共有をオフにする場合
OneDrive内から共有したい動画を選択します。Microsoft Stream(SharePoint)の画面が開きます。画面右側の「ビデオの設定」から「トランスクリプションとキャプション」を選択し、「オフ」にします。
共有範囲を限定する
1:上記の「共有リンクを取得する」の手順の続きです。リンクの設定画面から共有範囲を選択します。特定のユーザーだけがアクセスできるようにするには、「選択したユーザー」を選択します。なお、会議設定時に「必須出席者」として指定されたユーザーは「既存のアクセス権を持つユーザー」として登録されます。「その他の設定」で動画へのアクセス権の種類を設定することができます。共有相手に動画のダウンロードをさせたくない場合は「ダウンロードできません」を選択してください。最後に「適用」ボタンを押してください。
2:共有相手(名前やクラウドID、メールアドレス)を選択してください。「リンクのコピー」ボタンを押すと、共有リンクが新たに生成されます。
共有リンクを確認・編集・削除する
1:共有したい動画を選択し、「•••」から「アクセス許可の管理」を選択してください。
2:「リンク」タブを選択すると、生成済みの共有リンクの一覧を確認したり、編集や削除をしたりすることができます。
保存期間を変更する
レコーディング動画の保存期限は120日間ですが、これは変更することができます。
1:Teamsを起動し、「OneDrive」から共有したい動画をクリックします。Microsoft Stream(SharePoint)の画面が開きます。
2:動画タイトル下「***日で有効期限が切れます」をクリックすると、ドロップダウンリストから保存期間を選択することができます。「有効期限を削除します」を選択すると、データは無期限で保存されます。
学外へ共有する
動画の共有リンクにアクセスできるのは学内ユーザーのみです。レコーディング動画を学外にも公開する必要がある場合は、録画データをダウンロードして、学内オンラインストレージサービスのKaiserやGoogleDriveなどをご利用ください。
または「経営学研究科メンバーサイト」の動画配信サービスをご利用ください(経営学研究科教職員限定)。
参考:神戸大学情報基盤センター・オンラインストレージ簡易マニュアル(学内限定)/GoogleDrive(共有を停止、制限、変更する)